香具師 「食」

 

縁日、夜店に欠かせない「香具師※やし」「テキ屋」「露店商」その中でも「食」である食べ物を扱う技術を必要としていた「縁日=露店」のお話をまとめています。昭和30年代の状況ですので現在のように「食品衛生」に関わるような事柄はやむを得ないとして判断してください。

 

砂糖が高価な時代ですので、カルメ焼や綿菓子、べっこう飴を除いた食べ物の「甘み」は砂糖を使わず「合成甘味料」で甘い味を作っていました。「サッカリン」・「チクロ」・「ズルチン」名前のごとく化学薬品そのものです。しかし、私などもまだ子供で全くそんな物は気にしていない。とにかく「甘い物」に飢えていました。色々なお菓子の着色も全て化学薬品で作られた「色素」で着色され、食べると「舌」がものの見事に食べたものの「色」に染まりしばらくは色が抜けないのが普通でした。

 

また、そんな事は全く意識しせずむしろ楽しんでいた私の子供時代です。理屈はともかく、縁日の食を操る「香具師」の「技」は見ていても楽しかったです。何より勉強などそっちのけで縁日に通い詰め、思い出が沢山頭の中に残せたのもこの時代でした。