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助職人

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「助職人」この言葉は知っている方も少ないのではと思います。今風に言えば人材派遣業です。違うところは、専門職の職人であることと賃金も日払い、技量によって当然ですが賃金も違う。現在も、この制度を今風にアレンジして運営をされてることを発見し驚きました。ここではいつものごとく時間を戻しての話となります。昔は部門別に専門の斡旋屋がありました。

寿司屋、洗濯屋、日本料理屋と専業を得意とする業者があり、その中でまた人気のある職人は指名出来るようになっていたりしました。別に指名料などは無く賃金の手当が高いと言う違いです。ただ最低限の取り決めのようなものがありました。個人の例で書きますと実家が洗濯屋です。洗濯屋での職人さんの話を例としますと実家では毎週3日位は助職人が定期的に来ていました。

ここに来ていた職人さんはそれは見事な「いい仕事」をしてくれていました。私の父親がお気に入り の職人さんで、朝も規定時間前から来てくれて夜も仕事が片付かないと黙って残業をしてくれていました。この職人さんの賃金の算出が独特なのです。1日のワイシャツの仕上枚数がランク付けになっていました。かといって出来高払いではないのです。

今と違い総てアイロンの手仕上で綺麗にたたんで襟に紙の芯を入れて1枚です から大変です。 父親の心遣いで、賃金とは別に仕事が終わってから毎回、日本酒と夕飯を家族 みんなで取るのが職人さんとも家族とも楽しい時間でした。2年、3年と経過し気心が知れて来るとよく父親は、固定(従業員)で働かないかと盛んに口説いていましたが、頑として助職人で通すと言っていました。

仕事の質、勤勉な姿、今でもよく覚えていますが職人の心意気は素晴らしかったですね。家族の者が1人前の仕事が出来るようになり助職人を頼まなくなった後も、正月や何か節目には必ず実家に顔を出してくれ楽しい話をしてくれていました。自分の技術一つで渡り歩く助職人の世界、もっと書きしたためたいのですがま た何かの時に寿司職人の話を書いて見たいと思います。

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