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爆弾あられ

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秋と言えば収穫の秋。このころになると「新米」の話題と「食」に関わる話題でにぎわってきますが、いつものごとく、ずーっと昔の話、秋風が吹くころになると路地裏の空き地めざし、おじさんはリヤカーを引いてやってくるのです。その姿は子供ながらに「戦車」見えかっこよかった(注:好戦家ではありません)。なぜ、戦車に見えるかと言うと荷台の真ん中に鎮座した大砲のような物がまさしく爆弾あられを作る機械で大砲のように見えたからなのです。

その機 械と大きな網(針金の網で出来ている)と薪、材料や色々のものが積まれていた。 その、あられの購入方法が変わっている。「物々交換」です。えー、と、思わ れる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の住んでいた下町にはあったのです。昭和35年前後まで本当です。その中で典型は「爆弾あられ」でした。

※色々呼び名があるようですがここでは「爆弾あられ」と呼びます。
※別称:どん(かなり古い)、ぽん菓子(新しい)、パッカン(新しい) 、こめはぜ(商品名?)

話があちらこちらとなりますが「爆弾あられ」とはなにかを簡単に説明する と前述説明の大砲のような圧力釜でお米を煎り、ある時間(圧力計など無い) になる、筒の先に網の筒をつけて釜の安全弁を専用の金具で外すと大きな音で「ドン」と爆発して一気に網の中に「爆弾あられ」となったお米の形をしたまますごい勢いで飛んでいく。驚く言うよりもなんともいえぬ爽快感がある。そして、すこし遅れて香ばしい甘い香りが漂ってくる。

出来立てを口に頬張ると少し甘く味付けしたあられ菓子が口一杯に広がり、最高の楽しみでした。今はスーパー等のお菓子コー ナーや駄菓子屋さんで販売しています。 物々交換の話、爆弾あられの原材料はお米です。出来た物を買うことも出来たのですが、直接、お米をもって行くとおじさんは秤で計量してその何割かを「手間賃」に取り、残りをあられに加工してくれるのです。味付けは「サッカ リン(人口甘味料)」耳掻き半分くらいで「甘く」味付けでき、その時代ではとても便利な添加物でした。

※後、人口甘味料は「チクロ」に変わり、今は全面的に使用禁止になってるようです。 最近、復活してイベントなどでも実演を行っているようです。これに水あめで 加工したもの「おこし」だったり、そのままを型にはめて再度焼いたものが「ぽん煎餅」だったりで楽しいお菓子です。どこに職人が出てくるって!?子供の目で見て憧れの「職業人」だったのです。

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