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三河万歳

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B05 三河万歳昔の下町の新年は玄関先に松と長い竹笹にしめ飾りが定番で、新年を迎える。新しい年が明け、家族みんなが揃うのが10時頃、寒そうな外を眺めていると遠くのほうからなにやら聞こえてくると、我が家の父親はそわそわしだし半紙にお金をくるむ。だんだんと近づいてくる音の正体は、鼓でした。

なにやら大きな声でしゃべりながら近づいてくる今考えてもよくわからない方言のような独特の言い回しで2人組で、頭には烏帽子(えぼし)乗せて衣装を着て歩いてくる。軽妙なリズムと言うより「間」に打ち鳴らす鼓。こっけいなしぐさと、漫才の原型とされるボケと突っ込みのようなしぐさで、 めでたい漫才?のやり取りを玄関先で披露しご祝儀をいただいていくのが生業でした。当然、必要なければ断ることも出来ます。

父親は商売をしていることもあり、特に縁起がいいと狭い玄関先で繰り広げられる演目を好んでそのしぐさを見ていました。確かに、そのにぎやかさがくると正月気分も増していきました。 ある年から時代の変貌と共に来なくなりなにか物足りなさを感じながら正月を迎えていたとき、テレビで懐かしの三河万歳をみました。

確かに色々世の中のことが少しづつ判ってくるにつれ、あの人たちは普段どのように生計を立てているのだろうかと思う時がありましたが、今は無形民俗文化財に指定されて後継者もあり根強く残っています。今も新年には各地を巡業しているようですが東京に来たとは聞いたことがないのが残念です。

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