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初荷

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新しい年が明け、三箇日が終わるころ必ず目にしていたのが色とりどり、大小の「初荷」の幟を付けた荷物を積んだトラックが走っている光景は年末とは違った活気みたいなものを感じていた。だが、ここ10年以上見たことが無い。これも物流産業の発達でいつも時間に関係なく物が買える。このことが便利な世の中になったと言うことなのだろうか。

店先で荷を下ろす活気に満ちた掛け声と新年の挨拶、不思議に感じていたのが商売をしているところは競うようにして「初荷」をお客さんの見えるところに積み上げていた。後に理解できたこと。これは、商いの原点のようなことではないだろうかと。大勢の従業員を抱えた問屋や取引先への今年は大きな商いを出来るようにするぞといった意気込みと商売上の義理?お客さんには積み上げた荷と幟が看板も兼 ねた「やる気宣言」のような気がする。

だからと言って過剰在庫にはならない物の自然な流れ。それは、お店とお客さんにも自然な形の消費に人情とお付き合いがあった。買い物は近所で買う、これはあのお店、これはここの店、だれだれの知り合いだからここで買おう、町内にはこんな選択が沢山あった。初荷のトラックが動く時のひそかな楽しみもあった。買い物をすると「粗品」が貰えた。これを目当てにあちらこちらと買い物をする。今で言うの処のプレゼントキャンペーン。

これは、仕入をしているところにも何らかの「おまけ」が荷と一緒に付いて きた。販促商品である。大人になっても「おまけ」はうれしいもの。新年だけはささやかな街を上げての「大量仕入」にご近所さんも買ってくれた懐かしの時代。長引く不景気の影響もあり多くの商店街が寂れていくいま「会話と人情」のあ る商いの復 活を願い西新井大師にお参り。そして暦の上で又一つ歳が増えていく…

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