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昭和の縁日 食 「のしせんべい」 *現在は芭蕉せんべいの名前で販売されています。 

 見た目はとにかく大きな「草鞋※わらじ」の様な姿をしております。そしてどことなく漂ってくる、ほんのりとした甘い香り。そして近づくにつれその甘い香りが強くなり、人だかりがしています。その露店の正体は「のしせんべい」と呼ばれていた縁日だけに出てくるお店です。

 その露店の人だかりは、おじさんが七輪でうちわをパタパタさせながら、しゃもじで手早く、大胆におせんべいの生地をしゃもじで押さえつけながらだんだんと大きくなって行く姿を見物しながら順番を待っている人達の姿でした。

 1枚、1枚すべて手焼きで焼いていますから時間がかかります。それでも誰一人文句を言う人はいません。じっと煎餅の焼けるのを楽しみなながら待っているのです。おじさんも「口上」とは違うのですが、笑い受けするような話をしながら待っている人達に演出をかねて演じてくれる。

 肝心の「のしせんべい」は口に入れるとほんのりと甘く、とても柔らかくあっという間に食べきってしまい履かなく亡くなってしまうのですがとても美味しかったです。「のしぜんべい」の生地だけも割安で買うことが出来ましたが、うまく焼けず失敗の連続の思いででもある縁日には欠かせなかった「食」のお話です。

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昭和30年代 我が家の年末恒例「餅つき」!! ほのぼのした下町の年末の出来事です。


 今年も残すところあと数日になりました。毎年この時期に思い出すのが昭和30年代ですが毎年12月28日、我が家の年末恒例「餅つき」です。この当時、のんびりした下町の私道、と言っても人通りも多くそれなりの私道です。

 ここへ「茣蓙※ござ」を地面に敷きその上に「臼※うす」と「杵※きね」を設えます。当時は住み込みの職人さんも2人いて、父親、私の兄2人、その他の人達でそれなりの人の集団に見えます。 そこへ物珍しさで集まってきた近所の人、通りすがりの人も加わり道がふさがってしまうのです。

 その道を使っている人には迷惑ですが、それでも誰一人小言を言う人はいませんでした。そして家の台所から蒸し上げた蒸籠(せいろ)に入っている餅米を臼に入れると餅つきの始まりです。臼の餅を返すのは祖母の役目で餅をつく音とせわしなく動いている人々でお祭り騒ぎでした。しかしある年からは仕事場に場所が変わりました。 そんなのんびりした我が家の年中行事のお話です。

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昭和30年代 上野アメヤ横町の活気

昭和30年代 上野アメヤ横町

 皆さんご存知の上野アメヤ横町、昭和30年代に子供の目で見たここはもう別世界で平日、日曜も関係なくいつも人込みのがある街。食品、衣料品、見るものすべてが初めてのものばかり、ガム一つとってもものすごい数の種類があり色、形と選ぶのに迷います。
 価格も安く子供の小遣いでも十分に買うことが出来、チョコレートも種類と形状の違った物がたくさんありました。その中でよく買ったのがコインチョコ、いろんな外国のコインを模したアルミホイルでお金のように包装されたものです。この当時は、ほとんどの菓子類は輸入品が多く本当に見るだけでも楽しかった思い出が頭に残っています。
 そんな昔のアメヤ横町を舞台に短編のお話を書いて見ました。興味がありましたら、ご笑読ください。右側写真は昭和36年撮影のNHKアーカイブのデータよりキャプチャーした画像を使用しております。
尚、動画の部分「昭和30年代 アメヤ横町の風景」がリンク又はページタイトルをクリックすることでご覧いただけます。
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12月 クリスマス、年の瀬、師走、時の流れは速いですね。


 何かにつけて慌ただしい12月になりました。月替わりの更新も遅れがちになっております。たまに買い物に出かける程度ですが、個人的な情景観察でいかにも「クリスマス」的な飾り付けが年々減っているように感じております。 過去の話になりますが、これは仕事に関わる動態調査を行っていたこともあってついそのような観点で見てしまっております。
※上部動画はフリー素材を加工して使用しています。



 右側写真は昭和29年撮影のNHKアーカイブスのデータよりキャプチャーした画像を使用しております。尚、動画の部分「銀座のクリスマス風景」はリンク又はページタイトルをクリックすることでご覧いただけます。

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11月 秋です!! おとりさま(酉の市)の開催月でもあります。


 今年は「二の酉」で下記の開催日になります。しかしながら11月の気温とは思えない。20年くらい前でも、年の瀬の一歩手前といえば寒さが身にしみる季節でしたが地球温暖化は怖いですね。

 11月11日(土)一の酉
 11月23日(木)二の酉
 
 以前はよく出かけましたが何か歳のせいか億劫になりテレビのニュースで見る程度になってしまいました。昔の思い出になりますが、酉の市の夜は足の底から冷えてくるような寒さであった記憶が色濃く残っています。これも遠い昔の思い出に過ぎませんね。

※写真はフリー素材を加工して使用しています。

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昭和の縁日 技 「拡大機(現在 伸縮自在器)」を掲載しました。


 今のご時世ではカラーで複写、拡大、縮小は紙の他色々な素材にたいして出来る事は当たり前ですね。場合によっては3D(立体的)で複写、造形も出来ます。ここでは昭和30年代の縁日に登場した「拡大機」なるもののお話を書かせていただきました。

 「拡大機?」いかなるものかといぶかしがる方もいらっしゃると思います。しかし、この当時は画期的な代物だったのです。俳優のブロマイドを基に拡大しながら、鉛筆がですが拡大して複写が出来る。香具師の実演に目は釘付けで見入る大人達は、何の迷いもなく購入していました。驚きなのは今の時代でも、ほぼ同じ物がネット通販で販売されていることです。

 基本原理は昔と全く変わらず、写真を見る限り各所に使われている部材(昔は竹製)が違うのと、作りもしっかりとした構造の造りになっています。しかし私なりの疑問も? これ、買った人は何に使うのだろうかです。まあ、そんなことは置いておいて縁日に登場した昭和の「科学技術」ですが興味がありましたらお読みいただければと存じます。

昭和の縁日」にも連載しましたのでどちらからでもお読みいただけます。

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