寒天みかん※当時は常温保管

 

昭和30年代でも駄菓子の種類やタイプは沢山ありました。その中でも「季節物?」として一時期に売られていた「寒天ミカン」と呼んでいた生の駄菓子です。内容はミカンの皮をむいて寒天で固め、半分に切った状態で「1個」づつ販売されておたお菓子です。

 

これがしかしなのです。「季節物?」のミカンだと思うのですが、何故か寒天を使った駄菓子ですので、気温が上昇しだいたころに何故か駄菓子屋のショーケースに並ぶのです。今の時代では、季節問わず1年中色々な物が手に入る時代ですが昭和30年代の始め頃です。
子供ながらに色合いと寒天の魅力に惹かれて買って家に持って帰り、少しずつ楽しみながら食べたものです。

 

この「寒天ミカン」は、親に見つかると言われていたことがあります。それは「ミカンに毒が入っているから食べちゃ駄目」です。これって大人になり、食べ物を扱う仕事(洋食調理人)になって判りました。ミカンの薄皮を溶かすために「化学薬品」が使われていることを知って始めて理解が出来ました。皆さんもご存知の「ミカンの缶詰」が実だけの状態になっていることを知っていることと思います。

 

昔、ミカンの缶詰は「ミカンの房を一つ一つ人が向いて缶詰にしている」を信じていた私でしたから、薬剤を使って処理できることを知ったときは驚きでした。駄菓子屋で売られていた「寒天ミカン」も同様に薬剤で処理され保管されていた物を、時期を見計らって製品として世に出てくる仕組だったことで、親の注意も全てを理解することが出来ました。

 

今は「食品衛生法」で厳しい基準で管理されていますが、当時に基準はあったのかなと振り返って見ますが、今もなんともなく生きているので大丈夫だったのでしょうね。