試験管が容器のジャム

 

ストロー寒天がガラス管に入っていた話の続編で、今度は「試験管」が容器になっていた駄菓子屋で販売されていた「ジャム」の話です。皆さんもご存知の、実験などで使用したことがある「試験管」ガラスでできた細長い透明の15センチくらいの長さのアレです。
その試験管自体がお菓子の容器として使われていた時代がありました。本当に当時は普通に使われていて何もおかしな事とは思いませんでした。

 

試験管の上部には色紙のような薄い紙で覆われていて、輪ゴムで縁に止められていました。そしてその止められている輪ゴムに竹の細い棒が付け加えられていて、試験管の底に入っている「ジャム」としてっても味も色も全て人工的に作られてた駄菓子でしたが、適度な酸味と甘みとねっとりとしていて子供ながらにおいしかった。食べ方は付属している竹の細い棒に絡め付けては口に運びなめて食べるのです。

 

この駄菓子もたまに試験管の縁のかけらが混ざっていることが有、なめていて気がつくような代物でした。しかし、何の抵抗もなく子供仲間たちでは皆、好んで買っていた駄菓子です。販売価格は容器代も入ってか「10円」と駄菓子の中では高い部類に入っていました。ちなみに当時は、1品1円からの商品が普通にありましたから高額でした。だが、ちびちびとなめるため長持ちさせながら食べられたので価値観は子供ながらにありました。

 

しかし、このガラスの容器の部類は記憶では「短命」だったと思います。「ジャム」の類ではビニール包装の「梅ジャム」が出てきてから姿を消しました。この梅ジャム、つい最近まで普通に販売されていた超長寿命の駄菓子だったですがつい最近、生産者の方が廃業し無くなってしまいました。この「梅ジャム」は当時5円で買えました。この「梅ジャム」はニュースでも何度か取り上げられましたが、生産者のかたくなな意気込みで値上げは一度だけ「10円」で最近までこの価格で販売していました。