マッチのラベル

 

牛乳瓶の紙ぶたでも書きましたが子供の「収集癖」、とにかく集めることに全力を注ぐ野心は何なのでしょう。このマッチの「ラベル」も対象の一つでもあり、収集方法はどのように集めるか? マッチの「ラベル」など駄菓子屋では売っていません。この「ラベル」の収集自体も私の生まれた日暮里町にしかない個有の話かも知れません。

 

このマッチのラベル、住まいの近所にマッチのラベル貼りの内職工場(ないしょくこうば)があり総勢6人くらいの、おばちゃん、おじちゃんがひたすら小型の「マッチ箱」の両面に「ラベル」を貼り付けている仕事をしているのです。そしてその作業をいつも見学に行くのです。見ていると、気が散るのかそこら辺に余っている「ラベル」を何種理かまとめて持って行きなさいと持たされ追い払われる。

 

そして子供同士で山分けすると、色々なデザインで綺麗な厚手のシールのようなラベルが手元に入るわけです。何故、コレクションをするくらい種類が集まるかというと他の家でもマッチラベルの「内職」をしている家があり、遊び仲間の友達の家だったりで自然と種類が増え、今度はいつものごとく互いの交換ではなく「勝負」で取り合う遊びの対象となるのです。

 

遊び方はラベルを裏返してちゃぶ台の上に広げて、手をすぼめて上から叩き表麺にひっくり返す。ひっくり返すことが出来たら連続ででき、それが自分の取り分になるのです。一応、裏がしてあるので紙の色合いの違う物もあるのですが、相手が持っている珍しい(金、銀色)が入っている物もあったりで子供ながらに欲望に駆られるのでした。