造形美の砂糖菓子

 

この「砂糖菓子」の正式な名前は判りません。普通に「砂糖菓子屋」が呼び名になっていました。どんな物かと言えば、多種多様な形と色合いで「魚」、「動物」、「石」、「岩」、「灯籠」、「道具」、等々を模した大小様々な「砂糖?」を原料とした「お菓子」で諏訪神社(西日暮里)の社殿の石垣のすぐ近くに夏、冬と出ていました。

 

露店での並べ方は「箱庭」のような感じで色々な形で、今で言えば「テーマパーク」のような見ていてもきれいに見える。故に、買うと言うより見てるお客の方が多かった。種類よって値段も違うため、子どのながらの「甘い物」としてほしくても買うのは一番安く量の多い「小石」をかたどった飴のようなものです。

 

しかし、食べても粉っぽくて何か口に残るようなラムネとも違う物であまりおいしいとはいえないお菓子でした。大人になって色々調べてもこの砂糖菓子の情報は全くなく、多少の食品に関わる知識から推測するに「落雁」をベースにしたのではないかと推測できます。故に色々な形を「型」を使って成形できる着色も出来ることから間違いは無いと思います。

露店できれいに飾られた情景(盆景)を一式買うようなお大尽(お金持ち)は見かけることはありませんでした。露店としては見た目はきれいですが大人向きでかけ声もなく地味な商売の形でした。