レントゲンガラス

 

「レントゲンガラス」なのことだか判りませんね。その昔、子供相手に販売されていた科学的な「玩具?」ですが、今考えれば「子供だましの詐欺」です。しかし、気がついても誰も文句を言わない。何より、売りっぱなしで町内からすぐに消えさる。親子共々、後は笑うだけ。
「あっぱれ」と言うか、こんな商売の形と、売り方が職人技でした。

 

ではこの怪しい「レントゲンガラス」と何なのか? 単純にガラスでできた「プリズム」がその商品です。では何故に「レントゲン」と冠に付いているか? 子供ながらに分解したらプリズムの一片に「鳥の羽」が貼られていて、手に対してプリズムをかざしてみると薄い骨のような影がうっすらと見えるのです。売っているおじさんは、自分で手に持っていて巧みに詳細が分からないように「子供」のギャラリーに見せて歩く。

 

子供は一瞬ですがのぞき込んでみて、なんとなく見えた物が本当のように思えてしまう、疑うことを知らない下町の子供です。純真な目でしかありません。(当時30円位子供にしたら高価)
見せる前に集まった子供たちに、色々な科学の話を「口上」として集まった子供たちに聞かせて興味を持たせているから集団催眠のようなもので簡単に意識へ入り込んでいるのでした。そんな、ダマされることも楽しき思い出なのです。

 

別の話で「三本のヒモからくりのクジ」と言うのもありました。この話は別の機会に披露したいと思います。三つのカップの一つに目の前で何かを入れて当てる形の、ヒモバージョンですが絶対に当たらない? 当たりを引く事が出来ない子供だましのインチキでしたが、これも「技」です。