べっこう飴

べっこう飴

 

「べっこう飴」誰でも知っているでしょう。露店の設えは非常にシンプル、飴を加熱するための七輪(燃料は練炭)と飴を型に流し入れる鉄板(冷却用)、それを支える箱馬に自分が座る腰掛け、簡単な木で出来ている骨組みで営業できる。
なのごとく「ザラメ糖」を溶かし煮詰め、「べっこう色※カラメル化」になるまでじっくりと色をつけて行く。

 

※カラメル化:水と砂糖を煮詰めて行くと水分が蒸発し、砂糖の成分が「焦げ」て色が付く現象、身近な物では「プリン」の茶色い部分で少し苦みが生じるところ。洋菓子では「キャラメルソース」と言われている。その苦みが起きないところで色だけを付けているのが「べっこう飴」です。

 

色の頃合いを見て鉄板の上に色々な「型」に割り箸が置かれている所へ片手鍋に入っている「べっこう色」に染まった「飴」をいくつかの型に流し入れる。べっこう飴の熱は鉄板に吸収され冷却されると自然と半透明の色合いで固化するのを待つ。飴が固化するギリギリのところで型の中のべっこう飴に「目」「鼻」「口」等々、その型にあった造形を施し最後は型を外して透明なビニールに詰めて完成品となり上部に貼られたロープに吊され購入していくお客さんをひたすら待つ。

 

正直、私は甘い物は好きでしたが「べっこう飴」は自分で買ったことはないのです。もらったことはあります。しかし、何故か自分では買う気になれない露店でした。その理由は、商品を元に、自分が納得できる物がなかった。ただ食べるだけの商品は、子供ながらに認めていなかった。要は「ギャンブラー」なところが無いと興味がわかない、生意気なガキでした。