ベエゴマ

ベエゴマ

 

つい最近、一時ブームになった「駄菓子専門店」を何気なく見つけてぶらりと立ち寄ってみたら店先に「ベエゴマ」が販売されていて「復刻品?」なのでしょうけど販売価格に驚きました。時代が時代なので致し方ないのでしょうが1個「400円」近くする価格で当然ヒモは別売りでした。素朴な疑問、買う人はいるのかな? そして回すことが出来るのかな? です。

 

自慢になりますが!! 私、ベエゴマは得意中の得意です。今でも、普通に回すための色々な巻き方も出来ます。角度を付けて「トコ※当時のコマの土俵」に入れることも出来ます。コマついでに「木製のコマ」も売っていたので値段を見ました。なんと「1500円※紐付き」、あと、手に乗せて鬼ごっこして遊んだコマの心材がスチールで出来ているタイプが「600円位」で売っていたのですがなんともです。

 

子供の遊びでもある「ベエゴマ」は当時の子供の世界では「小遣い稼ぎ」の道具でもありました。今ならとんでもない事になるかも知れませんが「ベエゴマ」の技術でお金を稼ぐ、それは何か? ベエゴマが無くなった仲間に駄菓子屋の半額で1個、或いはまとめて売り買いを行っていたのでした。子供の中でも技術にたけている者はベイゴマに「装飾」を施し、回すと絵柄が綺麗なタイプや色々なヤスリを駆使して当たったときにはじき返す力が増したベエゴマなど、工夫がすごかったです。

 

こういうタイプは価値が上がりむしろ「駄菓子屋」の販売価格の数倍の値段が付いて子供ながらに売買を普通にしていたのでした。これは下町の中では日常普通に行われていた情景でした。勝つために技術を磨く、或いは、上達出来ない所を補うために改変されたベエゴマを「買う」、そして常に勝つために「研究」するのです。

 

町内が違うと「ルール」も違う。これは色々な所へ出向き「他流試合」を重ねることも腕を上げるにはとても重要な行為でした。負けたら、無くなる。勝てば手持ちが増える。子供ながらに「勝負」の世界観を身をもって遊びにしていた昭和30年代の子供の世界観でした。

 

ベエゴマの改造・改変

 

ベエゴマの上に色を付けたロウソクを流して「重さ」と「色合い」を付けた物で初歩的な改変でした。ロウソクなので何かの具合で剥がれ飛んでしまうの欠点でした。

 

上にのせるのは同じでも「溶接」で付けた物も現れました。この加工は子供には出来ないので、それなりの技術があるところで作ってもらっていたのかも知れません。溶接の後を綺麗に研磨して「別物」のように仕上げた特別な物でした。欠点は重いので、回っている時間が短い。故に、回る流さをきそう遊びには不向きでした。

 

ベエゴマの角を取り去りつるつるの「円形」した物も多くありました。弾き飛ばされ憎い反面、威力で勝つための遊びには不向きで、初めに回すときに相手のコマを弾き飛ばすためのテクニックがあると断然威力を発揮した物です。

 

回る時間を競う遊びでは、回る部分のとがり具合を「砥石」で研ぎ中心点を正確に研ぎ出す技術を必要とした物もありました。正確に出せば出すほど、場外へ落下してしまうと歪んで回るのが極端に落ちてしまう欠点もありました。

 

こんな、どうでも良いような記憶を書いているのも歳をとった図々しさかも知れませんがとにかく「書き残す」です。