広告ビラが空から?(チラシ広告)
「ビラ」って何と思われるかもしれませんので「チラシ」の言葉もプラスします。内容は、ほぼ同じです。業界では分けられているようですが、紙を使った「広告」の意味は同じですのでここでは「ビラ」として表現します。
さてこのタイトル「広告ビラが空から?」を見たら「何?」と思われることでしょう。内容はそのままに、今のようにポスティング等ではありません。
当時飛行機の型は判りませんが、小型の飛行機、あるいはヘリコプターを使い空から手まきするのです。
それも何の前触れもなく、それはやってくるのです。今考えたら、あり得ないことが出来た時代だったのです。子供からすると、飛行機の爆音がすると習性で空を見上げる。
子供なりに通過するかビラまきかの、どちらかを判断して皆一斉に目で追うのです。
もしビラがまかれたら一斉に、そのビラがどの辺に落ちてくるのか見極め、我先にと路地を走って追いかけて行くのが楽しみでした。よく事故もなく無謀にも追っかけて行った物だと思います。しかし多少物事の理解と判断ができる年齢になったころにはなくなっていました。
そんなビラ拾いで、子供の中で一つの自慢できる戦果が、ビラの束を拾うことです。危険の何物でもないビラの束の落下物、上空からの重量と加速度を考えたら屋根は穴が開くし、人に当たったら怪我では済まないでしょう。
そんな事が普通に起きていた。私もいくつか拾った事がありますが、何を目安にビラの配布を行っていたのか不思議ですね。 この当時は規制も制限もなく、だからこんな大胆な事が出来たのでしょう。しかし、いつの間にかこの方法はなくなりました。当たり前ですね。
子供ながらの記憶ですが、代わりに増えたのがアドバルーンでした。アドバルーンとは大きな風船に垂れ幕やのぼりを取り付けて空高く、ロープへつないで空に浮かせておく広告です。
何せ、平屋の方が多い下町です。少し高い所に登れば遠くまで見渡すことができる街並みです。この環境も子供にすると遊びの対象となり、屋根を伝ってどこまで行けるかも遊びの一つになっていたのです。
しかし、後に問題となり参加していた子供全員が、大目玉を食らったのは当たり前でしたね。
追記:フライヤー(ビラ・チラシ)
(英)flyer,flierから。近代において、飛行機やヘリコプターを用いて、空からチラシをばら撒いて配布する方法がとられることがあった。
日本では、A6などの特に小さいものや、一般的な版型ではなく丸などの裁断やその他の装飾が施された厚い紙のチラシを指すことが多い。
アドバルーン(英語: advertising balloon)とは、無人の係留気球や風船を使った宣伝方法の一種。広告気球。
日本では主に屋外で水素やヘリウム入りの係留気球で宣伝文の布を吊り上げる広告手法をさすことが多い。「アドバルーン」は、広告を意味する ad と、気球を指す balloon を組み合わせた造語であるが、その造語の元となったadvertising balloonはアメリカ合衆国などではアドバルーン広告にとどまらず広告宣伝用途で利用される気球や風船全般をさす言葉として用いられている。
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